①Simon and Garfunkel – Scarborough Fair

Simon&Garfunkel(SONY_BMG)small

※公式音源がなかったため埋め込みは自粛

音楽を聴くきっかけになった心の師匠たち。
はじめて買ったCDは彼らのものだった。
聴きはじめて早15年、いまだにどっちがサイモンでガーファンクルなのかイマイチわかってないのは内緒。

そもそもスカボロー・フェアは民謡的なもので、彼らが作った曲ではないらしい。
ただこの特徴的なアルペジオと歌声のハーモニーで、今の世の中のスカボロー・フェア像を決定付けたのは間違いなく彼らの功績だと思う。

少し怪しく、どこか寂しい。
そこにウィスパーボイス気味の歌声が合わさって「空間」を作り出しているのが心地いい。
霧の向こうから聞こえてきているよう。
聴いてるうちに知らず知らずボルテージが上げられていて、追い詰められているような焦りを感じさせる。
そういった部分も飽きずに聴いていられるポイントだと思う。

余談だが、様々な人がこの曲を歌っている中でイチオシなのがヘイリー・ウィンステラ。
単純な歌声の美しさなら世界一だと思っている。たぶん天使が歌うとこんな声じゃないかとか思ったり。
サイモン&ガーファンクルの曲にあった寂しさは鳴りをひそめて、のびやかでストレートに歌声が入ってくる曲調。
伴奏は全体的にケルティックではあるが、曲の雰囲気ではなくあくまで歌声の美しさで勝負する編曲という感じがする。
公式の動画がなかったために埋め込みは自粛。
代わりにリンクを張り付けておく↓↓

https://youtu.be/wiZJP_XLmrQ

 

 

①björk – I’ve seen it all

41LgNSFtYmL

※公式音源がなかったため埋め込みは自粛
リンクのみ : https://youtu.be/UK3qqdvu0KY

 

【一言紹介】
björk自体は有名すぎるので割愛。
この曲はそんなbjörkが主演した映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」での劇中歌。
劇中ver.とアルバムver.があるが、ここではアルバムver.を推す。

 

【感動した点】
この曲に関しては主に3点あり。

①jörkの歌声
実はbjörkの歌を初めて聴いたのがこの曲。
その時は彼女の声にずっと集中が持っていかれるような印象を受けた。
魔力を持っているかのようで、繰り返し聞いていたらすごく疲れたのを覚えている。
それでも繰り返して聴かざるを得ないほど惹きつけられるものがあった。

②リズムを担う列車の音
最初と最後はまさに列車の音で、歌や楽器が増えてくると自然にドラム(リズムマシーン)に移行している。
日常音を音楽に使うのは、ミュージカル映画等なら良くあることなので特別珍しいことではない。
ただこの曲の場合、一種感情を失くしたかのような歌詞とリンクするような淡々としたリズムが
壮大なストリングスと合わさって悲壮感が際立っているように感じた。

③歌詞
歌詞というより、セルマ(=劇中のbjörk演じる主人公)の置かれた状況。
自分の絶望的な状況に対して、執着を捨てて感情的になることを諦めたかのような心境を
とても良く表せていると思う。
この曲を聴く際、やはり音楽を聴く際に聴覚だけでなくその他の諸条件とリンクさせておけば
感じる印象はより一層強くなるものだと再確認できる。

 

【アーティストの特徴】
彼女の曲を数多く聴いたというわけではないが、やはり1番は上記した「歌声の魔力」があると思う。
歌的には上手いと感じさせるタイプではない(もちろん抜群の歌唱力を持っているけど)のに魅力的で、
かつ集中力を持っていかれる感覚があることから、倍音が多いのではないかと思う。

あとはジャンル分けのしにくい、つかみどころのない楽曲。
少し民族的なのは、アイスランドの特有のものだろうか。少しケルティックな印象もあり。
いずれにしても、このつかみにくい楽曲でも完全に音楽を操りきっている。
ロックやらのわかりやすいリズムとは違う、円を描くような流れの中で
これだけ自然に音が出て構成されているのがすごい。

この2つが相まって、björkの曲はbjörkでしか聴けない、という独特さが確立されているのではないだろうか。